RPGゲーム飯の野菜肉魚事情。交易ギルドと教会の謎!?ぼんごれ教授の(妄想)料理学2 考察part7

ぼんごれ

今回もウィキペを俺なりに解釈して記事にしよう。
今回は野菜・肉・魚編。
samu_classroom
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中世の野菜

主食の穀類に添える野菜は、キャベツやタマネギ、ニンニク、ニンジンと
今と変わらない野菜の他に、テーブルビート(ビーツ)などもよく食べた。
現代でも肉よりも野菜の方が安いのは、中世でも同じ。一般庶民の食事によく使われた。
←ビーツ

当時、美味しいレシピを載せた料理本が作られて人気になったが、
その中に野菜を使ったレシピは載らなかった。それはなぜか。

美食を追い求める上流階級は、野菜のような庶民が食べる食材は、
料理本に載せる価値がないと決めつけ、取るに足らない食材は
美食の本に相応しくないと考えた。
しかも、貴族の食卓に野菜はなかった。野菜は下層階級の食べ物だからだ。

豆類(ヒヨコマメ、ソラマメ、エンドウマメ)なども普及して、重要なタンパク源として
下層階級の食卓に上った。
16世紀のドイツではザワークラウト(酸っぱいキャベツの漬物)を1日に3度も
食べていたことから、野菜や豆類が下層階級にとって重要な食糧だったことは
間違いない。(漬物と考えれば日本も同じかも)

↑ヒヨコマメ↑インゲンマメのトマト煮↑ザワークラウト

ジャガイモやトマト、トウガラシ、トウモロコシなどは15世紀後半の西洋人が
アメリカ大陸から持ち帰って広まったもので、上流階級だけの物だった。
一般に広まるにはさらに長い年月が必要だった。
(つまり味付けは塩味がほとんどだった)


まあ、やっぱり階級に縛られた食生活だったみたいだね。
野菜とかマメはおいしいのにねーw。

中世の食肉

今でも西洋料理店ではジビエと呼ばれる、
狩猟(鉄砲)で狩った鳥獣の肉料理が食べられる。
しかし、中世では狩猟は貴族のたしなみで、庶民には手の届かない食糧だった。
 
↑やっぱ煮込みが良いな ↑教科書

じゃ、庶民はどんな肉を食べてたかというと、何でも食べて飼育が容易な豚、
老いて乳や羊毛が取れなくなった羊、当時小型の豚とされていたハリネズミや
ヤマアラシなど、肉質が硬い物やあまりおいしくないものも食べられていた。

特に子豚や子羊の肉は身が柔らかく貴重品で、子豚は庶民にとってご馳走だった。
今でもそうだが、貴重な肉は余す所なく調理され、胃や腸、膀胱はソーセージの皮に、
現在ではあまり食べない部位だが、耳や鼻、尾、舌なども全部きれいに食べられた。

他には野生のアナウサギや家畜のカイウサギが飼育され、皮や肉のために繁殖もされた。
狩猟のターゲットとされたのは、ハクチョウ、クジャク、ウズラ、コウノトリ、ツル、ヒバリなど。
鳥なら何でも食べた。もちろんハクチョウやクジャクは支配階級だけの物で、その美しさから
コース料理のメインとデザートの間の軽食のデザインの意匠にもなった。

斎の期間(断食期間)があるということは、一般庶民にとって高価な肉はもちろんのこと、
乳製品も高価で買えなかった。その為に斎の期間は穀物と野菜が中心の
貧しい食卓となった。


断食と言っても何も食べないのではなく、節制をするという意味。
控えめな食事をとり、贅沢な食材を禁じて神に感謝する、という教会の教え。
何も食べないということではなく、誰もが教会と同じような少ない食事をとり、
神を感じさせるために行っていたのが断食。難しいw。

今でも西洋料理は、肉に関しては肉片一つ、肉汁一滴まで徹底的に利用する。無駄にしない。
肉質に関しては日本も神戸牛など、かなり高い技術が発達してるが、こと
肉の調理法や肉の扱いに関しては、年月や歴史の差というか、後れを取ってる気がする。
やっぱ西洋人は昔から肉食生物なんだなーw。

豚の解体とソーセージが出来るまでの様子。
ドイツでは4匹の豚で1家族の食料が1年まかなえる大事な食糧。
潰す(〆る・とさつ)シーンがあります。これがヨーロッパの肉の歴史の真実だと思います。

ソ↑ーセー↓ジ

現代の日本のエゾシカ猟の様子。
食べ物を得るというのはこういうことですよね。
自然の恵みに感謝。エゾシカは増えすぎて害獣にもなってます。
それを法律に沿ってハンティングするのは、何も悪いことじゃないと思います。


お肉を食べるのはこういうことだと思います。
ただ、スーパーに並んできれいにパックされる前は、
これが当たり前の世界なんだと思います。

中世の魚介類・海産物

肉と違って魚介類や海産物は、それほど高級品ではなかった。
河川近くの町や海に面した町は、肉の代用品として食べたほか、
斎の期間(断食)の肉の代わりに食べる重要な食糧だった。

今では魚と陸上生物は別だが、中世の当時は陸にいない生物は全部魚だった。
クジラやイルカ、ビーバーなどの水生生物は全部魚で、渡り鳥も渡りの経路や
繁殖地がわからないとの理由から斎の期間にも食べられた。

特に大西洋やバルト海で捕れるタラやニシンは交易品として、北ヨーロッパや
ドイツの交易ギルド、ハンザ同盟が扱う交易品としても重要な特産品だった。

新鮮なまま食べられたほか、保存が効く燻製や塩漬けにして干物として運ばれた。
海岸近くではカキ、ホタテ、ムール貝などの貝類も沿岸の住民に良く食べられた。

↑カキ(大嫌い)↑ホタテ(あんまり)↑ムール貝(う~ん)

海から遠い中央ヨーロッパでは、肉よりも海産物の方が貴重かつ高価で、
庶民にはなかなか手が出なかった。
それでも川魚のマス、ウナギ、カワメバル(スズキの一種)、コイなども人気だった。


ギルドって職人の組合みたいなもんでしょ。でも本当にあったんだ。
やっぱ商人て凄いなー。
ハンザ同盟(交易ギルド)の交易地。(ヤフー地図)
ハンザ同盟の主要交易地
別窓はこちら。
主要な交易地がこの辺てだけで、大陸内陸部や地中海沿岸までが交易範囲だった。
こうして地図にしてみると、交易商人て商魂逞しいというか、凄いね。
だからイングランドではロンドン市民と同じ身分が与えられたんだ。規模がでかいw。

交易に乗った商品は他に、織物や木材、琥珀、穀物の他、
クロテン(動物)、クマ、リスの皮などが流通した。

ハンザ同盟の交易地には商人の拠点の商館を建て、オランダのブリュージュ商館、
ノルウェーのベンゲン商館、ロンドンのロンドン商館、ロシアのノヴゴロド商館ができた。
規模が大きいこの4つの商館以外の、他の小規模の場合は支所と呼ばれ、区別している。

ハンザ同盟の全盛期は、およそ200の都市と交流があった。
都市以外にもドイツ騎士団や農民団なども同盟に参加していた。
 
↑難しい ↑やさしい

スカイリム、ソリチュードの町の川に面した場所に、東帝都社という海運業者がある。
この会社はクエスト最初、倉庫内がガラガラで開店休業状態だが、
こういう交易業者がゲーム中にきちんと描かれているのは、凄くリアルだし説得力があるし、
良いと思うんだ。こういう人たちが実際に本当にいたんだからさ。

やっぱりスカイリムってしっかりできてますね。
日本だって北前船とか坂本龍馬の亀山社中とか海運が盛んだったし、
そろそろこういうのもゲームに取り入れてもいいんじゃないかなー。


ギルドは市民の生活から発生するもののはず。
だから、ハンザ同盟の他にも色んなギルドが誕生していたと思うんだ。
あれ?そういえば確かあのゲーム、ネオアトラス3にもギルドがあった気がする。
まーこのゲームはとにかく微妙すぎるゲームだったなー。3Dの意味無し。

それと、航空会社のルフトハンザ航空。このハンザは、ハンザ同盟のハンザなんだ。
ルフトはドイツ語で空気の意味。
つまりはルフトハンザ航空は空のハンザ同盟ってことだ。へーw。面白いわー。

次回!『RPGゲームスイーツと酒レシピ。辛い世界とお菓子の謎!?ぼんごれ教授の(妄想)料理学3』に続く。

ここまで見てくださり、ありがとうございます。
お疲れ様でした。→次回へ続く・・・
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Posted byぼんごれ

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