ドラゴン(竜)が和風PRGに存在できるアイデア、竜は元々一匹の蛇だった!?2/3

ぼんごれ



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神使を喰い始めた蛇


鹿の神使は意外とちょろかった。邪魔者扱いされ、信仰心がなく、弱いヤツは簡単に喰えた。
ヘビの得意のささやきで神使をだまし、そのパワーを吸い取り、強力なパワーと現世での
生命の領域(入れ物・箱)を手に入れた。あとはこの領域を広げ、実体としての体を
手に入れるだけだ。鹿の角を手に入れ、この角で霊界と現世を自由に行き来することができる。

だがまだ表立った行動に出るのは早すぎる。閻魔にでも見つかったら今度こそあの世行きだ。
今はじっくりと力を蓄える時期。まずは神使たちを手なずけて、パワーを吸い取ることが先決だ。

まだまだどす黒い憎悪の塊だが、イメージ的にはヘビの体に角が生えてる状態。
姿を現すのはまだまだ先。水面下で行動だ。だが、地面を這いずり回るのにもう飽きた。
次に俺は大地を踏みしめるための四肢が欲しい。そしたらターゲットはあいつしかいない。
俺は神使の中のひねくれ者の狐の神使にささやいた。多少の抵抗はあったが、
喉元に食らいつき、毒を注入してやったらすぐに大人しくなった。それで喰った。

やはり哺乳類の狐にもなれば神使のパワーは絶大だ。力がわき出るのが実感できる。
いいぞ。この調子で次々に神使を喰ってやる。俺が神使を絶滅させてやる。

鯉の生命力を喰らい、亀の長寿命を喰らい、牛の耳と聴力を喰らい、
鰻のスタミナを喰らった。
次なる獲物はアイツだ。あいつの鋭い牙が欲しい。狼の神使だ。
手傷を負い、手こずったが今の俺の相手ではなかった。俺は狼の牙を喰らった。

うむ、猿の頭脳を喰いたいが、ヤツとやりあうにはこちらの頭脳も高めなくてはな。
それで俺は鶏の神使の中でもっとも賢い神使、カラスの頭脳を喰った。
これで猿ともやりあえる。俺は猿と話をしながらヤツを安心させて、
その隙にヤツを丸ごと喰った。

次に俺は大空を舞う翼と、見た目の美しさを手に入れるため、鶴を丸ごと喰った。
ようやくこれで念願の四肢と翼を手に入れたぞ。あとは喰った神使同士のパワーを
俺と一つ一つつなぎ合わせ、体全体のパーツをすり合わせて、実体となって現世に行き、
海を、大地を、空をすべて破壊してやる。

だが、俺自ら手を下すまでもない。しもべどもを使えばいい。俺は神々をも超える存在。
今はまだだが、じきにそうなる。なってやる。神々をも従えてみせる。

人間どもをいたぶる足がかりとして、あいつらの死体を生き返らせて、人間どもを襲わせよう。
なんてことはない。一番強く、強欲な死体に命令すればいいだけだ。
それに動物を狂暴化させて襲わせよう。妖怪を、霊を、あの世にいるヤツラの魂を
現世に戻して狂暴化させて襲わせよう。簡単だ。なんてことはない。

ククク、ハッハッハ、アーッハッハー

そののち、どす黒い憎悪の塊は数多くの神使を殺害し、パワーを吸い取り、
その力と自らの体を再生成させて、竜・ドラゴンへと姿を変え、現世に復活するのであった。
残された神使の運命は!?そこに生きる人間たち、生命たちの運命やいかに!?つづく。

次回:『ドラゴン(竜)が和風PRGに存在できるアイデア、竜は元々一匹の蛇だった!?3/3
お楽しみに。
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